今日も明日もおしごとが待っている
転職を考えている。
今の職場は好きなことを仕事にできているけど、労働環境は最悪(主に待遇面)、人間関係も最悪という最悪づくしだ。
好きなことを仕事にすることの幸せとそれ以外の最悪の間で揺れ動いている。
そんな時に読んだのが、劇団雌猫『本業はオタクです。 シュミも楽しむあの人の仕事術』だ。
おしごとを「お仕事」と「推し事」というのがもう楽しい。
人生においてこの2つは欠かせないものだ。
本書は「オタク女子たちの仕事」についてインタビューと、キャリアカウンセラーによるお悩み相談で構成されている。
インタビューでは仕事とオタク活動・趣味を両立させている人たちの仕事内容、日常、なぜその仕事を選んだのかなど、まさにそれを知りたかったということばかりで読み応えあり。
中には転職して今の仕事に就いた人もいるので、転職を考えている私にはタイムリー。
読み物としてももちろんおもしろい。
今まで知らなかった仕事の中身や、仕事をしながらオタク活動をしている人がいると知れて元気がもらえた。
でもインタビュー以上にタイムリーだったのが、キャリアカウンセラーの西尾理子先生によるお悩み相談だ。
まず自分の現在地を確認し、そこから自分がどう動いていけばいいのかを的確に教えてくれる。
ちなみに私は「お金には満足していないが、時間的余裕はある」だった。
他にも「転職」と「転職活動」の違い、オタク女子には隠れた武器があるなどまさに欲しかった、知りたかった情報がここにあるという感じだった。
中でも刺さった言葉が、
好きを仕事にできる人は限られているし、好きを仕事にしたとしても、それがハッピーに作用しない場合は多いんです。 (p144)
まさに今の私だ。
好きなことを仕事にしているからって幸せとは限らない。
この本を読んで、まず自分の現状を確認し、今後転職活動をするかどうか考えようと思った。
今の仕事は幸せではないけど、趣味(マンガ、読書、映画鑑賞)をする時間は取れている。
自分が一体何を重要視するのか。仕事に何を求めるのか。
この本を参考にしながら、今一度自分のキャリアプランを練っていこうと思う。
お仕事と推し事の両立は難しいものではなく楽しいものだと教えてくれる。
転職活動する人、就職活動する人、今仕事で悩んでいる人、趣味と仕事の両立に思いをを馳せている人、「働く」を考えるすべての人必携の1冊だ。
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