ホットなインド映画3選
「インド映画」と聞いて思い浮かべるもの。
歌とダンス。華やかな世界。
だけど、インド映画はそれだけではない。
ストーリーも重厚で、演出も舌を巻くものが多い。
今回はその中から、おすすめのインド映画を3作品紹介する。
1.『きっと、うまくいく』
ファランの元に1本の電話がかかってくる。
大学時代の同級生チャトル、通称サイレンサーからだった。
内容は、大学時代のファランの大親友、ランチョーに関することだった。
ファランはもう一人の大親友、ラージューと共にチャトルが指定した母校の大学に向かう。
なんとチャトルは大学卒業後消息を絶っていたランチョーの居場所を知っていると言う。
こうして、3人のランチョーを探す旅が始まった。
道中、ファランはランチョーに出会った10年前の大学時代を回想していく。
ランチョーが起こした数々の奇跡を。
今年観た映画で一番胸に残った映画。
インドの学歴社会を痛烈に風刺している。
もちろん、歌とダンスもあり。
ランチョーがなぜ消息を絶ったのか、今どこにいるのかなど、ミステリ的要因もあって最後まで楽しめる。
3人の友情と信頼に胸を熱くし、数々の奇跡に涙する。
何かに一歩踏み出すとき、唱えるのだ。
「うまーくいーく」
2.『マダム・イン・ニューヨーク』
インドで夫、娘、息子、姑と暮らすシャシは、お菓子づくりが得意だが、英語が苦手。
そのことを夫と娘にバカにされていたが、ニューヨークに暮らす姉から姪の結婚式の準備を手伝ってほしいと頼まれる。
家族よりも先に単身ニューヨークに渡るが、英語を話せないため不自由な思いをする。
落ち込むシャシの目に英会話教室の広告が。
シャシは一念発起し、英会話教室に通い始める。
そこで出会ったのは、シャシと同じく英語が話せず不自由している仲間たちだった。
最初は家族にバカにされていたシャシが、英語を話せるようになりたい一心で努力し、上達していく過程は観ていて応援したくなる。
特にラストの結婚式でのスピーチでは胸が熱くなる。
もちろん歌とダンスあり。
シャシの努力を目の当たりにし、変化していく英会話教室の仲間たちにも注目。
コンプレックスをバネにして強くなっていくシャシがとても魅力的なのでおすすめ。
3.『バーフバリ 伝説誕生』
古代インドの大国、マヒシュマティ王国のシヴァガミによって命を救われた赤ん坊は滝の下の村人たちは助けられ、村長の妻に育てられる。
成長したシヴドゥは、滝の上に何があるのか興味津々で毎日のように滝登りに挑んでいた。
ある日、滝から落ちてきた仮面を拾い、その仮面が女性のものだと知り、その女性に会いたいと滝を登る。
そこで探し求めていた女性、アヴァンティカを見つけるが、彼女はマヒシュマティ王国の暴君に囚われているデーヴァセーナ王妃を救い出すことを使命とした戦士だった。
彼女との出会いから、シヴドゥは自分の出生の秘密にもつながる大きな運命に巻き込まれていく。
とにかくツッコミどころ満載の作品。
前半は退屈するかもしれないが、途中シヴドゥの運命の話から一気に目が冴える。
彼は一体何者なのか。「バーフバリ」とは一体何なのか。
戦闘シーンが多いので、そこが苦手な人には向かないかもしれないが、人間ドラマが濃厚なので、最後まで楽しめる。
こちらは前半パートなので、続きが気になった人は、『バーフバリ2 王の凱旋』も併せて観ることをおすすめする。
もちろん歌とダンスあり。
以上、ホットなインド映画を3作品紹介した。
どれから観ても楽しめる。
これからもインド映画を開拓していこうと思う。