アニメに懸ける情熱!!マンガ2選
子どもの頃からアニメが大好きです。
たくさんのアニメを観てきましたが、アニメが作られる過程を知ったのは大人になってからでした。
今回は、アニメを作る過程をマンガにした作品を2作品紹介したいと思います。
1.大童澄瞳『映像研には手を出すな!』
浅草みどりはアニメが好きで、高校でアニメ制作をやりたいが、一人では一歩を踏み出せない。
同級生の金森さやかはお金に興味はあれど、アニメ制作には無関心。
そんな2人がアニメ研の見学に行くと、同級生でカリスマ読モの水崎ツバメも見学に来ていた。
ひょんなことからツバメもアニメが好きで、アニメーター志望だと知った2人。
しかし、ツバメは両親からアニメ研に入ることを禁止されていた。
そこで金森は、新しい部「映像研」を設立することを思いつく。
設定画が得意な浅草みどり、人物画が得意な水崎ツバメ、金儲けを企てる金森さやか。
3人のアニメ制作が今始まる。
このマンガ、とにかく絵が細かい。その中でも特に細かく描かれている浅草みどりの設定画は見ているだけでおもしろい。
そしてアニメを作る過程が丁寧に描かれているし、その大変さもしっかり描かれている。
限られた時間、道具等を使ってアニメ制作をする3人を応援したくなる。
一番好きなシーンは、文化祭でツバメの父親に、「ツバメのお友達?」と聞かれた浅草みどりが、
「い、いえ。」
「仲間です。」
と答えるシーン。
3人の関係性を的確に表している。
これからどんなアニメを作っていくのか。続きが楽しみなマンガです。
2.花村ヤソ『アニメタ』
真田幸はアニメによって人生が変わったことがきっかけで、アニメ制作の会社に新人動画マンとして入社する。
しかし、幸は熱意があっても技術はゼロ。
最初から同期との差を感じ、焦る日々を送る。
そんな幸になぜか関わって来る監督の九条。
九条や動画担当・富士の指示の元、幸はアニメーターとなるべく日々奮闘する。
アニメは「愛」だけでできるのか。
とにかく専門用語のオンパレード。初めて聞く言葉ばかりだが、解説を読むとなるほど、とアニメ制作の知識がつく。
アニメを作るのがどれだけ大変なのか赤裸々に描かれている。アニメーターの最強の敵が「超低賃金」というのもリアルすぎる。
作者自身元アニメーターなので、アニメ制作現場の裏話を見ているようでおもしろい。
幸の成長過程も、ゼロから始まり、とにかくひたすら描くという努力でできているので、褒められている場面や、成長が見られる場面を見ると嬉しくなる。
アニメに関わるたくさんの人たちの、アニメに対する愛と情熱が感じられるマンガです。
以上、アニメを作る過程をマンガにした作品を2作品紹介しました。
どちらもおもしろいので、おすすめです。
アニメが好きな人は更にアニメが好きになると思います。
ぜひ読んでみてください。
楽天版もリンク貼っておきます。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 講談社モーニングKC
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 615円