まるっとミミ吉

ミミ吉のこと色々

2月に観た映画

2月に観た映画の備忘録。

 

1『ブラインド・デート

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2.『アナ&ヴィトリア』

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3.『フィールド・オブ・ドリームス

フィールド・オブ・ドリームス (字幕版)

フィールド・オブ・ドリームス (字幕版)

  • 発売日: 2014/01/02
  • メディア: Prime Video
 

 

4.『抱きたいカンケイ

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5.『おとぎ話を忘れたくて』

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6.『10日間で男を上手にフル方法』

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2月に観た映画は6作品。

昨年は手当たり次第観ていたけど、もうちょっとペース落としてみようかなと思ったので2月は少なめ。

「量より質」に転換できたらいいな。

 

 

2月に読んだ本

2月に読んだ本の備忘録。

 

1.瀬尾まいこ『強運の持ち主』

強運の持ち主 (文春文庫)

強運の持ち主 (文春文庫)

 

 

2.本谷有希子『生きてるだけで、愛。』

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)

 

これは映画もおもしろかった。趣里の怪演に衝撃を受けた。

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3.江國香織『ウエハースの椅子』

ウエハースの椅子 (新潮文庫)

ウエハースの椅子 (新潮文庫)

 

 

4.原田マハ『キネマの神様』

キネマの神様 (文春文庫)

キネマの神様 (文春文庫)

  • 作者:原田 マハ
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 文庫
 

 

おそらく今年のベストに入ると思う。心揺さぶられた1冊。

 

5.西加奈子『i』

i (ポプラ文庫)

i (ポプラ文庫)

 

 

6.今村夏子『こちらあみ子』

こちらあみ子 (ちくま文庫)

こちらあみ子 (ちくま文庫)

  • 作者:今村 夏子
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: 文庫
 

 

7.よしもとばなな『ジュージュー』

ジュージュー (文春文庫)

ジュージュー (文春文庫)

 

 

8.ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
 

 

9.村田沙耶香コンビニ人間

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

 

 

2月に読んだ本は9冊。

今年は意識的に現代女性作家の本を読んでいる。3月もどんどん本を読もう。

 

 

 

 

 

 

 

これからもつながっていたいあの子へ

ライターのひらりささんが発行した同人誌『女と女』を読んだ。

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「実在の女が、実在の女に向けて書いた、テキストなどを集めた同人誌」で、執筆者がそれぞれ過去のまたは現在も関係が続く女性に向けて手紙のように書いている。

どの執筆者も文章がうまく、内容もおもしろい。執筆者を見るとみんながみんな書くことのプロというわけではないから驚きだ。中にはいつもTwitterやブログで見ている方もいるから勝手に親近感が湧く。

特に心に残ったのは、にのんさんの「私が黒歴史かもしれないあの子へ」。読み終えて私も誰かの黒歴史かもしれないとちょっと笑ってしまった。その時お互いを必要だと強く思った関係性が終焉に向かうのは切ない。多分その終わりが見えてくるとわかっちゃうんだろうな、お互い。それを「私が黒歴史かもしれない」と自ら言ってしまうのがおかしくあり、切ない。

 

『女と女』、読み終わって真っ先に浮かんだのは、私にとっての「女」だった。いてもたってもいられず、このブログを書いている。

以下、私にとっての女にあてた文章である。

 

 

「これからもつながっていたいあの子へ」

彼女に出会ったのは大学生の時。いつ、どんな風に出会ったのかを実はよく覚えていない。いつの間にか知り合い、いつの間にか仲良くなっていた。今まで出会ったことのないタイプの子で、一緒にいると楽しかった。

 

彼女とこれかも一緒にいたいと強く願ったのは、大学3年生の時だ。その頃うちは荒れに荒れていた。両親の不仲、祖父母の介護、家庭の経済状況の悪化。家に帰るのがいやで講義が終わっても大学に残っていたり、友達と遊んで夜に帰ったりしていた。

誰にも相談できなかった。家のこと、特にお金がないことを話すのは恥ずかしいし、もし話して引かれてしまったらどうしようという恐怖があった。

だからいつも笑顔を張り付かせていた。自分は何も悩んでませんよという澄ました顔をしていた。当時の友達に実はあの頃こうだったと話すと驚かれてしまうだろう。

毎日毎日頭をぐるぐると働かせ、どうしよう、どうしようと思っていた。

そんな時浮かんだのは、彼女の顔だった。他の友達と比べると彼女との仲は浅い頃だった。大学で会ったら話し、他の友達を交えて遊んだくらいの仲。それなのに彼女の顔が頭から離れず、気づけば長文メールをしたためていた。家庭のことを誰かに聞いてもらうのは初めてだった。

送信して、返事を待った。引かれたらどうしよう。長すぎたから嫌がられるかも。なかなかこない返事にやきもきした。送ってから何時間経っても返事は来なかった。

あきらめようとしたその時、着信音が。慌ててメールを確認すると、

「メールが来た時、バイト前だった。いい加減な返事をしたくなかったからこんなに遅くなってしまった。ごめん」

そこから延々と私の愚痴とも相談ともつかないメールへの返信が続いていた。

彼女は引いていなかった。それどころか私のことを一生懸命、自分もバイトで忙しいのに考えてくれていた。メールをスクロールしながら涙が止まらなかった。

彼女とずっと一緒にいたい。これからも彼女のそばにいたい。誰かをこんな風に想ったのは初めてのことだった。

 

私と彼女の関係はそこからぐっと親密になった。彼女は自分のことをあまり話すタイプじゃなかったけど、家のこと、バイト先のこと、今抱えている悩みを話してくれるようになった。彼女に何か困ったことがあれば駆けつけたし、彼女の支えになるならと行動を起こしたこともある。

遊ぶことも多くなった。ランチを学生割引で食べたり、遠出したり、互いの服を選んだり。私は友達とずっとこういうことがしたかったのだなと嬉しくなった。

性格も好きな服の系統も趣味もまるで違っていたけど、彼女のそばにいることが一番居心地が良かった。彼女の前では自分を偽らず、ありのままの自分でいられた。

彼女がいたから大学を卒業することができたと思っている。

大学卒業後も彼女との関係は続いた。それぞれ進んだ先は違ったけどメールしたり、休みが合えば会ったり。彼女とつながっていればそれだけで幸せだった。

 

今、彼女は遠くで暮らしている。会えるのは年に1回、彼女が帰省した時だ。それ以外はLINEだけ。

お互いが1番の友達で「親友」だとも思っているけど、そう呼ぶのはなんだか照れくさい。彼女も言わない。でも私にとってまぎれもなく彼女は親友だ。

遠くにいるけど、会える回数は減ってしまったけど、それでも彼女は私にとって心の支えだ。彼女にとってもそうだったら嬉しい。

大学を卒業していく年も経った。お互いの環境の変化も色々あった。これから先も何が待ち受けているかわからない。

これからも関係を続けていけたらいいな。私がもらった幸せをもっともっと彼女に返していきたい。

いつだって真っ先に顔が浮かぶ彼女とこれからもつながっていたい。

1月に観た映画

1月に観た映画の備忘録。

 

1.『ワンダー 君は太陽

ワンダー 君は太陽(字幕版)

ワンダー 君は太陽(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/26
  • メディア: Prime Video
 

2020年最初の映画に選んでよかった。家族や友達、大切な人と見たくなる映画。

 

2.『1987、ある闘いの真実』

1987、ある闘いの真実 (字幕版)

1987、ある闘いの真実 (字幕版)

  • 発売日: 2019/02/06
  • メディア: Prime Video
 

 

3.『キンキーブーツ』

キンキーブーツ (字幕版)

キンキーブーツ (字幕版)

  • 発売日: 2016/12/01
  • メディア: Prime Video
 

 

4.『フェリスはある朝突然に』

フェリスはある朝突然に (字幕版)

フェリスはある朝突然に (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

5.『カンフー・パンダ

カンフー・パンダ (字幕版)

カンフー・パンダ (字幕版)

  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: Prime Video
 

 

6.『オンネリとアンネリのおうち』

オンネリとアンネリのおうち(字幕版)

オンネリとアンネリのおうち(字幕版)

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Prime Video
 

 

7.『ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き』

ハニーvs.ダーリン 2年目の駆け引き (字幕版)

ハニーvs.ダーリン 2年目の駆け引き (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

8.『青空に踊る』

青空に踊る(字幕版)

青空に踊る(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

9.『ニュー・シネマ・パラダイス

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

10.『シェフ 三つ星シェフフードトラック始めました』

シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)

シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)

  • 発売日: 2015/05/13
  • メディア: Prime Video
 

 

 

11.『マイ・ガール』

マイ・ガール (字幕版)

マイ・ガール (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

12.『世界一キライなあなたに』

世界一キライなあなたに(字幕版)

世界一キライなあなたに(字幕版)

  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: Prime Video
 

 

13.『カンフー・パンダ2』

カンフー・パンダ2 (字幕版)

カンフー・パンダ2 (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

14.『世界は今日から君のもの

世界は今日から君のもの

世界は今日から君のもの

  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: Prime Video
 

 

15.『ガス燈』

ガス燈(字幕版)

ガス燈(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

16.『イエスマン ”YES”は人生のパスワード』

イエスマン "YES"は人生のパスワード (字幕版)

イエスマン "YES"は人生のパスワード (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

17.『アズミ・ハルコは行方不明』 

アズミ・ハルコは行方不明

アズミ・ハルコは行方不明

  • 発売日: 2017/05/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

1月に観た映画は計17作品。

泣ける映画あり、笑える映画あり、ハラハラする映画ありでバラエティに富んでいた。

今年もたくさん映画を観るぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月に読んだ本

1月に読んだ本の備忘録。

 

 

1.さくらももこ『そういうふうにできている』

そういうふうにできている (新潮文庫)

そういうふうにできている (新潮文庫)

  • 作者:さくら ももこ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/06/30
  • メディア: 文庫
 

 

今年はまだ読んでないさくらももこ作品を読んでいこう。

 

2.米原万里嘘つきアーニャの真っ赤な真実

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

 

maruttomimikichi.hatenadiary.jp

 

3.角田光代『愛がなんだ』

愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

 

maruttomimikichi.hatenadiary.jp

 

 4.田辺聖子ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

 

 

5.三田誠広いちご同盟

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

 

 

6.大島真寿美戦友の恋

戦友の恋 (角川文庫)

戦友の恋 (角川文庫)

 

 

7.川上未映子『乳と卵』

乳と卵 (文春文庫)

乳と卵 (文春文庫)

 

 

 

1月に読んだ本は計7冊。

感想記事もアップできたし、なかなか充実していた。

2月も読もうと思っている本が何冊かあるので楽しみ。

 

 

 

 

 

その片思い、幸せ?

そもそも幸せな片思いってあるんだろうか。

好きな人がいて、でもその思いは一方通行で、伝えるかどうか悩んで、苦しんで。

友達と恋バナで話す分には楽しいかもしれないけれど、ふと我に返った時、ズンと落ち込んだりするのではないだろうか。

そういう経験が少ないからか、ちょっと暗いことを想像してしまう。

 

角田光代『愛がなんだ』の主人公テルコはマモちゃんに恋をした。その恋は一方的なもので、その想いが相手に届く確率は低い。それでもマモちゃんに呼ばれればすぐに出かけ、彼からの電話に出て仕事をおろそかにし、頼まれればなんでもする。

片思い中の片思い。

仕事を失い、生活のバランスが崩れ、友人には呆れられる。

それでもテルコは不幸せでない。断言するが、彼女は幸せだ。なぜならテルコはマモちゃんに恋をしているから。彼が好きだから。

その気持ちだけで、テルコは生きていける。

 

テルコの片思いは応援できないし、打算だらけでマモちゃんしか見えてない姿にはうんざりする。友達にはなりたくないタイプだ。

だけど、なぜだろう。彼女の幸せを願わずにはいられないのだ。

 

友人の葉子には、ナカハラくんというボーイフレンドがいる。彼はテルコと同じ立場にいる。葉子に片思いし、彼女のためならなんでもしてあげたくなる。それが一方通行だとわかっていてもだ。

そのナカハラくんと2人きりになったとき、テルコは思うのだ。

 

おたがいがおたがいの求める人だったらどんなにいいだろう。どんなに満ち足りているだろう。手を伸ばせばすぐに触れることができ、寒さを感じたら抱きあってあたためあえる距離にいるのだから。(中略)私とナカハラくんは、つながることが可能な男と女であるのに、これほど近い位置で見つめあっても、そこに自分の姿しか見ることができない。(p97)  

 

隣にいる彼に恋をすれば、どれだけ気持ちが楽か。片思いに苦しまなくて済むか。

それがわかっていても、テルコはマモちゃんに、ナカハラくんは葉子に片思いをする道を選ぶ。

 

両思いになればもっと幸せになれるのに。

もちろん両思いになりたいという想いはある。

それでも一歩踏み出せないのは、嫌われたくないから。嫌われて会えなくなるくらいだったら、隣にいられる片思いを選ぶのだ。

 

マモちゃんはどういうつもりでテルコといるのだろうか。

読んでいても、そこだけはぼんやりともやがかかっていて、読み終わった後もはっきりとはわからない。

テルコの気持ちを知っていて振り回しているようにも見えるし、好意を持たれていても熱烈に片思いされているとは気づいていないようにも見える。

どちらにせよ、テルコを都合のいい相手としか見てないのだろう。

そんな彼も片思いで苦しむことになるから皮肉だ。

 

この片思い小説は思いもよらぬ着地を見せる。

テルコが最後に下した決断に、思わず涙が出た。

テルコの片思いはいつだって幸せであってほいと強く願わずにはいられない、そんな最後だった。

 

幸せかどうかなんて、周りの人にはわからない。

テルコがもし友達で、マモちゃんへの片思いをつらつらと語られたらきっとあきらめるよう説得するだろう。一歩踏み出さない姿に何か言うかもしれない。

だけど、(実際はテルコと友達にはなりたくないし、)あきらめるよう言ったところで関係ないのだ。

だってテルコは幸せだから。片思いでも幸せだから。

当たり前だけど、幸せの基準は人それぞれだ。

そんなことに改めて気づかせてくれたのがテルコだった。

 

角田光代作品を読むのは初めてだったけど、最初の1冊がこの本でよかった。

こんなに感情が揺さぶられるとは思わなかった。

もし片思いに悩んでいる人がいたら、そっとこの本を差し出したい。

そんな片思い小説だ。

 

 

愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

 

 

12月に観た映画

12月に観た映画の備忘録。

 

 

1.『最高の人生の見つけ方

最高の人生の見つけ方 (字幕版)

最高の人生の見つけ方 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

2.『若草の頃

若草の頃(字幕版)

若草の頃(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

3.『カンフー・ヨガ 

カンフー・ヨガ(字幕版)

カンフー・ヨガ(字幕版)

  • 発売日: 2018/05/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

4.『ウインド・リバー

ウインド・リバー(字幕版)

ウインド・リバー(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: Prime Video
 

 

 

5.『生きてるだけで、愛。」

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6.『女は女である』

女は女である

女は女である

  • メディア: Prime Video
 

 

 

7.『美女と野獣

美女と野獣(字幕版)

美女と野獣(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

8.『オズの魔法使い

オズの魔法使い(字幕版)

オズの魔法使い(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

9.『マリッジ・ストーリー』

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10.『おじさんに気をつけろ!』

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11.『ホリデイ』

ホリデイ (字幕版)

ホリデイ (字幕版)

  • 発売日: 2016/04/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

12.『クリスマス・クロニクル』

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13.『バックマン家の人々』

バックマン家の人々 (字幕版)

バックマン家の人々 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

14.『日日是好日』 

日日是好日

日日是好日

  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: Prime Video
 

 

 

12月に観た映画は計14作品。

多様な作品を見ることができたと思う。

2020年もたくさん映画を観よう。