まるっとミミ吉

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映画運

最近「映画運」がない。

「映画運」というのは私が勝手につけた名前で、「おもしろそうだと思っていた映画がおもしろくなかったこと」を指す。

 

評価が高い、賞を獲っている、名作だからと言われる映画を観ても、何も刺さるものがない。

時には不快感さえ感じる。

 

それは映画の内容だったり、登場人物だったり、理由はいろいろあるけれど、観ている途中で退屈だなとかつまらないなだとか思ってしまう。

 

きっと観る人が観たら、その映画の素晴らしさがわかるのだと思う。

私なんて趣味で映画を見ている程度だから、映画の知識もないし、ただおもしろいかおもしろくないかでしか映画を計れない。

 

でもその感覚が私が映画を見るときの物差しになるのだから、大切にしたいと思っている。

 

合う、合わないは観てみないとわからない。運次第なところがある。

だから「映画運」。

最近は当たり外れがあるのだけど、それだけ映画を観ることが多くなってきたということでもあるから、仕方がないことだと思う。

 

「映画運」を磨くためには色々な映画を観続けなければならない。

これからも色々な映画に挑戦していこうと思う。

(ホラーは例外)

今週のマンガ

今週紹介するマンガは、金黒『今日もよろしく諭吉さん』

 

今日もよろしく諭吉さん(1) (ワイドKC)

今日もよろしく諭吉さん(1) (ワイドKC)

 

 

主人公のハナは高校の同級生だったマナミとルームシェアをすることに。

一緒に暮らすことになったマナミ、リョウコ、アヤはそれぞれジャンルが異なるオタクだった。

非オタのハナは、自分の推しのためにお金を使うことをいとわない同居人たちに困惑しつつ、そのオタクっぷりに感化されていく。

 

非オタのハナが良識があるツッコミ役で、お金を使いすぎて生活がギリギリになってしまう同居人たちに現実を説きつつ、何かにハマれる人たちを羨ましく思っているのがおもしろい。

オタク対象も2次元アイドル、若手俳優腐女子、お化粧、コスプレなど多岐にわたっている。

様々なオタクたちと出会いながら、ハナもまた自分の推しを探していく。

 

ギリギリの生活をしながら自分の好きなことにお金を使っていくメンバーに共感しまくり。

何かのオタク、または特別に好きなものがある人には「あるある」マンガかもしれない。

 

笑いながら、時には共感しながら読めるのでおすすめです。

 

 

 

小さい字が読めない

老眼の話ではない。

私は精神が安定していない時に、小さい字を見ることを苦痛に感じることがある。

 

読もうと思っていた文庫本を開いた時、それは起こる。

小さな字が襲いかかってくるように感じて思わず目をつむる。

読み進めることも叶わない。

 

単行本やマンガなら平気。

いつも通り読むことができる。

 

精神が安定していない=疲れているせいだと思う。

時折現れるこの症状に、読みたいと思っていた文庫本をまた積むほかなくなる。

 

最初に老眼の話ではないと書いたが、ネットで調べてみると「スマホ老眼」という言葉があった。

style.nikkei.com

 

チェックリストにバッチリ当てはまる。

どうやら近年増えているらしい。

勝手に私特有の話かと思っていたけど、そういうわけでもないらしいのでホッとする。

 

この歳で老眼か…と思いつつ、このブログをスマホで書いている。

気をつけねば。

 

憧れと恋の間

畑野智美『水槽の中』を読んだ感想です。

 

以下少々ネタバレあり。

 

水槽の中

水槽の中

 

高校2年生になったばかりの遥は、親友のマーリン(茉莉)と同じクラスになり、バンちゃんやアルトという男友達もいて、高校生活をそれなりに楽しんでいる。

憧れの谷田部先輩のことは遠くから見るだけで十分。

憧れと恋の違いがわからないまま、日々をなんとなく過ごしていた。

しかしクラスの美少女がきっかけとなり、それまでなんとも思っていなかったアルトのことが気になり始める。

これは憧れなのか。それとも恋なのか。

遥は高校生活を送りながらその答えを探していく。 

 

畑野智美作品はこれで2作目なのだが、高校生の憧れと恋の間で揺れ動く心理を丁寧に描いている。

子どもでもない、でも大人でもない中途半端な高校生という時期を、遥たちは手探りで生きている。

大人っぽい同級生にコンプレックスを持ったり、恋バナについていけない自分を子どもっぽく感じたり。

誰しもが身に覚えがある時期。一生に一度だけのその時期は甘くて苦い。

 

久しぶりにザ・青春物語を読んだ。

悪意がある人が出てこないので、読んでいて安心して読むことができる。

優しい物語なので、疲れている心によく響く。

こんな青春送りたかったなと思ってみたりする。

 

おもしろかったので、おすすめです。

 

 

畑野智美の他の作品の感想 

maruttomimikichi.hatenadiary.jp

 

 

沈黙が苦にならない人

私は世間話が苦手で、トークの幅も広くない。

好きなことに関しては色々話せるけど、それ以外だとどう会話していいかわからない。

心を許している相手だったら当たり障りのない、なんでもない話もできるけど、そうでない人との会話は緊張してしまう。

 

たとえば、職場の昼食時間。

いつも同じメンバーで食べていると話題も尽きるし、その中に苦手意識を持っている人がいたら何を話していいかわからなくなる。

何か話さなきゃと頭をフル回転させるけど、出てくる話題は盛り上がらないことばかり。

沈黙が苦痛と緊張を生み出し、ますます居心地が悪くなる。

 

だから、「沈黙が苦にならない」人が好きだ。

黙っていても、それが普通。

お互い話さないけど、相手のことを尊重していることがわかる。

なんとなく話すことがなくなって、しんとした時間があっても苦にならない。

それが男女ともに求める好きなタイプかもしれない。

 

子どもの頃は、優しい人が好きなタイプだったけど、大人になると優しさにも色々あることに気づく。

「沈黙が苦にならない」人も優しい人の中に含まれていると思う。

私の友人たちはそういうタイプが多いし、「沈黙が苦にならない」ほど長く一緒にいる証だと思う。

 

もしいつか好きな人ができたら、「沈黙が苦にならない」人であってほしい。

そのくらい長い時間を過ごせる人だったら嬉しい。

 

いくつになっても夢見るのは自由だと思うので、悪しからず。

笑える海外ドラマ

海外ドラマが好きでいくつか観ているのですが、笑えるドラマが一番好きです。

今回は、笑える海外ドラマを2作品紹介したいと思います。

 

 

1,『フレンズ』

 マンハッタンに暮らす6人の男女の友情と恋のドラマ。

私が海外ドラマにハマったきっかけになったドラマ。

レイチェル、モニカ、フィービーの3人の女性と、ロス、チャンドラー、ジョーイの3人の男性が織りなすエピソードは笑えて時に泣けて、でもやっぱり笑える。

6人は生まれも育ちも(ロスとモニカは兄妹)性格もバラバラだけど、互いを必要としていて、どんな悩みも6人で乗り越えていく。その友情に憧れて観ていました。

仲間内の恋愛もハラハラドキドキします。

1番好きなのはぶっ飛んだ性格のフィービー。生まれも育ちも他の5人とは全然違うし、ホームレスをしていた時期もあるし、弟のために代理母として3つ子を産むし、何を起こすかわからないそのぶっ飛び具合がクセになる。

ちょっと前のドラマだけど、今観ても絶対楽しめる。おすすめです。

Netflixで観ることができます。

 

 

2.『ビッグバン・セオリー』

 オタク研究者4人と美女たちが織りなす友情と恋愛と科学のドラマ。

レナードとシェルドンのオタク科学者の部屋の隣にペニーという若くて美人な女性が引っ越してくるところから物語は始まる。

そこにレナード達の友人でオタク科学者仲間のハワードとラージ、美人で科学者のバーナデットとエイミーが加わり、7人の関係はおもしろい化学反応を引き起こす。

1番の見所は、レナードとシェルドンの友情。シェルドンは自他共に認める天才かつ変わり者で周囲に迷惑を掛けることがあるけれど、レナードのことは親友だと思っていて、彼とペニーの恋を応援したり、レナードが引っ越すことになりそうになったら必死に阻止したり。少々子どもっぽいけど、その友情は本物。お互いを家族みたいに大切に想っている。

7人の友情と恋と科学の発展から目が離せない。

Amazon Prime Video、Netflixで観ることができます。

 

 

以上、笑える海外ドラマを2作品紹介しました。

興味がある方はぜひ観てみてください。

笑えること間違いなしですよ。

参考になる?おすすめ映画マンガ2選

映画が好きなので、休みの日はなるべく1作品観るようにしています。

今回は、映画をテーマにしたマンガを2作品紹介したいと思います。

 

 

1.マクレーン『怒りのロードショー』

怒りのロードショー

怒りのロードショー

 

 シェリフ、まさみ、ごんぞう、ヒデキの男子高校生4人組は、毎日ひたすらに映画について語り合う。

話す内容はマニアック。それぞれに好きなタイプの映画があり、その愛は計り知れない。

時に笑い合い、時にケンカし、時に泣く。

そこにクラスメイトの村山とレンタルビデオ店の店長とナカトミお姉さん、シェリフの妹トトが加わるとさらに議論は加熱する。

とにかく映画愛に溢れたマンガだ。

私はここまで映画を愛しているだろうかと疑問に思うほど。

彼らみたいに映画について心ゆくまで語り合える仲間がいたら楽しいだろうなと思う。

たくさんの映画が紹介されているので、何か映画を観てみようかなと思っている人におすすめです。

 

 

2.服部昇大『邦キチ!映子さん』 

 小谷洋一(17)は、映画の話がしたくて高校に映画の部を作った。

しかし、進学校のためなのか部員は0。

そこに1年生の邦吉映子が新入部員として入ってくる。

喜んでいた洋一だったが、映子は邦画愛が止まらない「邦キチ」だった。

少々マニアックな邦画の数々に洋一は圧倒されつつ、邦画の魅力を知っていく(ほぼ無理矢理)。

私は洋画を観ることが多いので、映子がプレゼンする邦画の数々を観たことがない。

熱いプレゼンに少し引きつつ、でもその愛が羨ましく感じる。

洋画だけでなく邦画も観てみたい人、好きな邦画があっても誰とも語り合えない人。

ここに最強のプレゼンターがいます。

 

 

以上、映画をテーマにしたマンガおすすめ2選です。

映画を選ぶ際の参考になるかは正直わかりませんが、おもしろいことだけは断言できます。

ぜひ読んでみてください。